こんにちは!せりです。
労働衛生コンサルタントは、合格率3割ともいわれる難関です。
試験は筆記試験と口述試験によって行われます。
今回は、筆記試験を「労働衛生関係法令」1科目にしぼり15問中13問正答。令和5年度(第51回)労働衛生コンサルタント試験に合格したせり産業医の、試験問題の感想と気を付けるべきポイントについてお伝えします。
令和5年度「労働衛生関係法令」の感想
詳しい解説は「実務家のための労働安全衛生のサイト」に勝るものはないと思うので、そちらを見ていただきたいのですが、私が感じた試験問題全体の感想と気を付けるべきポイントについてお伝えします。
※あくまでも私の認識なので間違っている可能性があることをご留意ください。
全体の感想
「労働衛生関連法令」は、5つの選択肢から1つの正答を選ぶタイプの問題が15問出題されます。
出題パターンは「正しいものはどれか」と「誤っているものはどれか」の両方があり、問題文に線をひくのは必須です。
単純に5つの選択肢から1つの正答を選ぶタイプだけでなく、5つの選択肢のうち正しいもの(誤っているもの)の組み合わせを選択させる問題が15問中8問もあり、あいまいな知識では対応できないと感じました。
口述試験も終わってあらためて見てみると、労働衛生関係法令はまんべんなくほとんどの分野から出題されているものの、この3年以内に改正されたり新規に施行されたものは頻出です。出題範囲(受験する年の4月1日までに施行されている内容)に注意しつつ、チェックしていくとよいと思います。
個別の問題について感想
特に印象に残ったものだけをご紹介します。
- 問1は労働安全衛生体制についての問題。
令和4年度は問1が難しかったので身構えていましたが大丈夫でした。 - 問3は危険物有害物の製造許可や表示について。「化学物質の自律的な管理」に関わるヤマだと認識していたのに詰めが甘くて正答できませんでした。
- 問4は令和5年度から職長教育が必要な職種が拡大されたことにより、これもヤマだと認識していて正答。
- 問7は過去問にもなかった(と思う)労働安全衛生コンサルタントについての問題。
口述試験対策をして、「第14次労働災害防止計画」に労働安全衛生コンサルタントについて述べられているから今回出たのだろうかと考えました。
※筆記試験を受けた時点では「第14次労働災害防止計画」について何も知りませんでした。 - 問10は特別管理物質ではないものを選ぶ問題。これはわからずに間違えました。日ごろ扱っている人にとってはラッキー問題だったのでしょう。
- 問11の電離放射線障害防止に関する問題と、問14の石綿等が使用されている解体等対象建築物等の解体については、前記事(労働衛生コンサルタント受験③ 筆記試験対策・勉強法)にも書いたように労基署のパンフレットをもらってきていました。
問題文を読んで、「パンフレットのあそこに書いてあった!」と思いだせたのでラッキーでした。
まとめ
令和5年度労働衛生コンサルタント(保健衛生)受験、「労働衛生関係法令」の試験問題の感想をまとめました。
ポイントは
せり
最後までお読みいただきありがとうございました。
次は口述試験対策についてです。