
こんにちは!せりです。
この記事では令和4年4月に改正される事務所衛生基準規則について解説します。
今回は、室温の基準が変わります。
ぜひ最後までお読みください。
事務職場の環境を規定する事務所衛生基準規則。
令和3年12月に改正されたのにつづいて、令和4年4月にも改正されることになりました。
とはいえ、今回改正されるのは室温の基準だけです。
さくっと見ていきましょう。
事務所衛生基準規則の改正ポイント
今回改正となったのは事務所衛生基準規則第5条第3項です。
第5条 第3項
事業者は、空気調和設備を設けている場合は、室の気温が17℃以上28℃以下及び相対湿度が40%以上70%以下になるように努めなければならない。
というのが、
17℃度以上28℃以下 から 18℃以上28℃以下 に変更になりました(令和4年4月から)

空気調和設備って、ビルなどの業務用エアコンでしょ?
うちの事務所はマンションの一室だから関係ない?

そういうわけではありません。
空気調和設備を設けている場合以外でも、冷暖房を使用することで18℃以上28℃以下にすることが望ましいとされています。
(事務所衛生基準規則の一部を改正する省令の施行等について 基発0301第1号)
事務所衛生基準規則の改正の背景
今回の改正は、世界保健機関(WHO)が冬期の高齢者における血圧上昇に対する影響を考慮し、ガイドラインにおいて室内温度を18℃以上にするよう勧告したことに基づいています。
(事務所衛生基準規則の一部を改正する省令の施行等について 基発0301第1号)
前回の事務所則改正で照度基準が見直された背景には、事務所における高年齢労働者の増加がありました。今回も同じように、事務職場での高年齢労働者の増加を意識したものだと考えられます。
ビル管も改正されました
WHOの勧告を受けて、建築物衛生法施行令(ビル管)も改正されました。
(建築物における衛生的環境の確保に関する法律施行令の一部を改正する政令等の公布について
生食発1227第1号 令和3年12月)
というより、ビル管の改正に合わせて事務所則も改正になった形です。
室温18℃ってけっこう寒くない?
こういうわけで、事務所則により事務所の最低室温は17℃から18℃に変更になったわけですが、正直、18℃だって、座って何時間も事務作業をするには寒いと思います。
キーボードをたたく指先は冷たくなってくるし、だんだん身体が冷えてきて集中力も低下しそう。
事務所則が示す基準は最低ラインであることを考えてもかなり厳しいです。
そこで、わたしのおすすめは「ノートPC利用の人間工学ガイドライン(日本人間工学会)」の基準。
こちらの基準は、温度 24~27℃(夏期)、20~23℃(冬期)。
湿度や気流についても事務所則より身体にやさしい基準になっていて、無理なく仕事に集中できるでしょう。
生産性の向上を求めるのなら、作業環境も大切です。
まとめ
令和4年4月から事務所の室温基準が変わります。
17℃~28℃だったのが、18℃~28℃へ。
背景には事務職場での高年齢労働者の増加があります。
新型コロナウィルス対策で換気をすると、室温が下がりすぎたり上がりすぎたりすることがあるので要注意です。
こまめにチェックしたいですね。

最後までお読みいただきありがとうございました。
またお会いしましょう。
空気調和設備とは浄化、温度、湿度、流量の調節の4つの機能を備えた設備のことをいいます。この場合の「浄化」とは、外気導入ができるものを前提としています。
つまり、外気導入機能のない家庭用ルームエアコンは、空気調和設備にも機械換気設備にも該当しません。
(参考:厚生労働省サイト 建築物環境衛生管理基準について)